マキシマリストな主人の服を一緒に整理しました。②実践して効果のあった方法まとめ
前回の続きです。
早速実践編に入ります。
対我が家のマキシマリストな主人用のものですが、応用きくかもしれないのでご参考になれば幸いです。
私の次回の為にも残しておきたいと思います。
① 時間制限し、きちんと守る。ご褒美も用意。
- まず始めに、「2時間で終わらせるよ」と宣言
- 全てできなくても時間がきたら潔く切り上げる
- 更にその後ご褒美を用意してモチベーションを上げる
只でさえひとりで大量のモノに手をつけるのは面倒くさく、そして整理後疲れてしまうのではもう二度とやりたくなくなってしまいますよね。
多分彼が片付けたくないのは過去の疲れたりウンザリした記憶があるからなのでしょう。
時間制限かけることで、
「整理しなれた人が手伝ってくれるっていうし、2時間だけならやろうかな」と相手の重い腰を上げるきっかけになります。
また、時間制限することでテキパキやらないといけなくなるため、手放すか否かの判断も迅速にせざるを得なくなります。
一度は気に入って買ったもの、しかも彼の友達の作った服です。そして大量生産じゃないから、手放したら買い直しするのは難しい。
彼がひとりで考え始めたら全て手放せなくなるのは当然のことですね。
時間がいつまでもあるなら悩んだあげく、着なくても全て取っておくでしょう。
多分一時間じゃ進まないし、3時間だと疲れたり途中で集中力が切れそうなので2時間にしましたが、彼の場合は正解でした。
結果2時間で所持服の半分は整理終了。次回もう一回2時間やって終了しそうです。
予想より早く終わりそうで嬉しい。
制限時間がきたら本当に終わることも、次回に繋げる為に大切ですね。
そしてご褒美とか少し偉そうな言い方になってしまいましたが、
途中で彼の集中力が途切れてきた時に、終わったらあなたが好きなものを作るから休もうか、というのはモチベーションUPに効果的でした。
じゃああとちょっと頑張るか、となるみたい。
② 服の選別は手近な服塚ごとに、床に平積みで
こんまりさん流に同じカテゴリーで集めて選別できればよりいいのですが、なにぶん相手はマキシマリスト。
そんな悠長なことしてたら集めるだけで二人とも疲れてしまいます。
制限時間もあることだし、さっさと終わらせたいので、とりあえず手近にある服の山ごとドサッと床にひとまとめに下ろし、その中で選別してもらいました。
ハンガーから全部外して平積みしだしたとき彼は驚いていたけど、ハンガーにかかってる状態では本当には選別できません。
そしてこのほうが本当に早く終わります。
彼が「いる」と判断した服を、横で次々ハンガーにかけて寄せておいて、ひと山終わったらまたクローゼットに戻せばOK。
③ 選別は全身鏡の前で
彼がサイズが大きくなった服を着てたり、昔の服を減らせないのは、そもそも彼の服部屋には鏡がないからだと気付きました。
好きで昔よく着てた服も、今似合うとは限りませんよね。
ということで、今回は全身鏡のある私の部屋にて選別することにしました。
これが大正解。
鏡の前で、平積みにした服から一枚一枚体にあててみたり、サイズ変化の顕著なシャツは面倒くさがる彼を説得し実際着てもらって選別。
今着るにはデザインが若過ぎたり、サイズが大きいものを手放す決意ができた模様です。
④ 『着る』『着ないけど残す』『売る』『あげる』『捨てる』
彼なりに、この5つに選別しました。
内訳
1.『着る』 →今、似合い気に入っている服。
2.『着ないけど残す』→イニシャル入りや、記念の服など。
特別なイベントの際に限定でその為に服を作ったり、主人のオリジナルのものがあるそうなので、それは着ないけど思い出で取っておくことに。
3.『売る』→着ないけど捨てるには綺麗過ぎる服。
4.『あげる』→状態がよく、高校生の甥っ子が好きそうな服
5.『捨てる』→ノーブランドで着ない服。色褪せてるもの等、諦めがつく服。
⑤ 彼が選別のみに集中できるよう、雑用はこちらが担う
- ④の選別した服をそれぞれの場所に分ける
- クローゼットに戻す服はその場で次々ハンガーにかけとく
- 毛玉ができてるものは、その場で毛玉とりながらやる
- 悩んでる隙に洗濯するものをひとまとめにして洗濯機に持ってく
etc...
⑥ 選別中は一切口を挟まない
口挟まれると煩わしいですよね。
只でさえモノを手放すのに腰が重いマキシマリスト、更に苦手意識を植え込まないことが大切です。
どんなものでも、過去本人が気に入ったから購入したもの。本人のモノの取捨選択の権利は、本人にあるのを忘れないこと。
家族でも、こちらは他人です。分類方法も人それぞれ。
⑦ しまうときは動線を考えて
整理が終わったらついでに使いやすいように整頓もしてしまいましょう。
マキシマリストは、自身がマキシマリストであることに不満も疑問も感じていないことが多いです。それがマキシマリストであり続ける所以。
ただ服を少なくして見た目がスッキリしただけでなく、今後の生活も効率的になったとなれば服を手放すことへの苦手意識も徐々に薄れるはず。
そしてその際に、「なぜこれをここにしまうのか」の理由を説明しながら一緒にしまいましょう。
動線に沿ったしまい方や所持品を定期的に厳選することへのメリットを、今後理屈と体感で徐々に実感してもらう為です。
まとめ
結婚したての時、彼の友人から口々に「彼の家モノ多いでしょ?」と言われていた、マキシマリストな我が家の主人。
そんな彼は、効率的な取捨選択の方法やそれに基づくメリット、あとはどうしたらもっと楽になるのかを、ただ知らないだけなんじゃないかと思いました。
モノを少なくしたい私たちは、上記のことを実感しているし方法もよく知っていますよね。
なので相手の求める答えを今なら用意できる点が、私自身が試行錯誤しながらモノを少なくしてきて良かったなと思うことでした。
今回の服の整理、彼もすごく喜んでくれたのでよかったです。
今回のことで実感したのは、全ての選択は本人に委ねる、こちらはただのサポーター、という距離感が大事だということです。
たとえ家族でも私は私、彼は彼。別の人ですよね。